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私はこうして騙された!(第一章)

被害者1、(施主A)

   ~ 新聞広告から契約までの経緯 ~  

​・平成25年5月、きっかけは新聞広告

始まりはリフォームコンシェルジュの新聞広告を目にしたことでした。

当時リフォームを検討し、数社に相見積もりを依頼していましたが、広告にいいことばかり書いてある。

他の業者で契約を決めかけていましたが、最後に相見積もりをしてみようと電話をかけました。

【広告表】

【広告裏】

すぐに山本社長自身が現場に来ました。

リフォームは自宅と言ってもマンションのような6世帯あるRC3階建ての建物。

2階部分には元々ワンルームが3世帯あったが、自宅と趣味室の2世帯に仕切りなおすスケルトンリフォームと、また地階に私の会社事務所が1室ありましたが、数年前の法改正で地下室を容積率に入れなくてよくなったため、その分を屋上に1室増築するという3世帯分の大掛かりな工事となります。

山本社長の第一印象は物腰やわらかく、言葉遣いが丁寧で愛想を振りまく感じで話しやすく好印象。

しかも多くの希望や面倒な依頼も嫌な顔せず「大丈夫です」「できます」「お任せください」と何でも受け入れてくれます。

 

決定的だったことは「トイレの配管経路」でした。元々水回りがない趣味室にトイレを新設するための配水管をどこにつなぐか?既存の配管までは距離があるため勾配を付けるとかなり床を上げなくてはならない。段差を付けたくなかったため、なんとか床下に穴をあけて階下のパイプスペースまで隠ぺいして配管を取り回せないものかと考えていたところ、他の数社が専門の配管職人を連れてきて現況確認し、「梁があるため配管が通せない」と断られたことを、山本社長は初めて「できますよ。大丈夫です」と言ったことで、技術力を信用しました。

 

また見積金額は1200万円でしたが、予算の1000万円まで値引きに応じてくれたのでこの会社に注文することを決めかけていました。なにしろあれがしたいこれがしたいの数多くの要望に嫌な顔一つせず、「大丈夫です。任せてください。予算内でやります。ぜひうちにやらせてください。」と何でも聞き入れお願いまでされました。金額や技術力から判断して「もうこの会社以外に選択肢はないな」とさえ考えていました。

 

しかしこれらの説明が虚偽であることに気が付いたのは契約して着工後のことであった・・。

​・平成25年10月、ようやく資金確保

工事予算が1000万円とはいえ自己資金がほとんどなかった私は、いくつもの銀行やローン会社にリフォームローンの融資を相談していました。しかし購入から5年ほどしか経っていない自宅の住宅ローンもまだ20年以上残っており、収入もそれほど多くなかったのでなかなか融資が下りない中、半年掛かりでようやく限度額700万円まで融資いただける銀行が見つかりました。

そして不足分の300万円はなんとか親に相談して借りることができました。

​半年もの間、融資先がなかなか見つからず、ようやく苦労して借り入れることができた経緯を山本氏にも話していました。

​・平成25年10月、会社がない?

​用意できる全財産を託すこともあり、賃貸コンシェルジュがどのような会社かネットで検索してみました。

しかしどのように検索してもホームページが見つかりません。

広告を見る限り大きな会社のように見えるが今時ホームページすらない???????

1つ見つけたのは「不誠実な対応されました。お勧めしません」という口コミサイトの悪評でした。

【実体のない3つの営業所】

国立エリアに配った広告では【国立市に間もなくNEWオープン!!!】と出している。好業績を装った完全なる虚偽広告である。

広告には【Coming Soon!世田谷桜新町にオープン!!!】

 

しかしこの時すでに負債は数千万円、国税も設立時から約9年間滞納し続け、多額の債務を抱えて経営破綻状態。広告配布時は社員さえ一人もいない、完全なる個人経営であることが分かった。当然に世田谷営業所のオープン予定など一切なく、虚偽記載である。

疑問を感じた私は、本社と記載の住所を見に行きました。

 

Concierge-Reform 杉並本社 東京都杉並区成田東2丁目10番5号

しかしそこにあったのは賃貸マンション。どの部屋をみても賃貸コンシェルジュの表札がない。しかし駐輪場の自転車に部屋番号と「山本」の記載があり、その部屋を見るとどうやら2DKぐらいで子供の三輪車やスケボーが無造作に置かれていたことから社長の自宅であることが分かったが、会社の実態はなさそうであった。

玄関ドアにはボコボコに蹴られたような跡があり嫌な予感がした。

次に練馬営業所を見に行った。

東京都練馬区関町北4丁目35番17号

 

ここには廃墟のように古~~い無人のボロアパートだけがあり、ここも会社の実態がない。

​後に分かったことは過去に父親の会社「株式会社建匠」が倉庫として借りていたらしい。

山本社長は自身の会社を立ち上げる前、この父親の会社で働いていた。

山本社長にこれらのことを確認すると、事務所は西東京市に引っ越しました。そこは自分で更地を現金で買って平屋をキャッシュで建てました」そして「父親が同じリフォーム業を細々と営んでいるので一緒にやらないかと誘い、同じ事務所で営業しています」と答えました。聞いてもいないのに土地と建物を現金で買ったと、会社が儲かっているかのように強調して説明した。

 

しかし、この事務所は父親が第三者から賃貸している物件であり、山本社長は単に間借りしているだけであることが、後の父親の話しから分かった。私から1000万円の契約を取るために、事実を隠して虚偽の説明をしたのである。

山本社長が現金で買ったと説明した土地建物。西東京市柳沢2-13-8​
【土地、建物の所有者は全くの他人のものであった
 しかも家賃を何ヶ月も滞納していることも分かった】

その実態を知らなかった私は山本社長の説明から、会社事務所の実態があり、土地と建物を現金で買えるほど儲かっていて、更に営業所もオープン予定とは、良い社員がいて良い経営ができているのだろうと思ってしまいました。

 

そして正式契約の前に、会社概要と施工実績表の提出を山本社長に求めました。

​・会社概要は虚偽記載のオンパレード!

山本社長はすぐさま上の会社概要を持ってきました。

そして施工実績はノートパソコンに保存してある施工写真を見せられました。

 

 

会社概要には

 

従業員数:6名(他専属職人2名)計8名

年商  :120,000,000円(2012年10月~2013年9月)

との説明。今時HPもなくてどうやって営業しているのか尋ねると、「営業は新聞広告のみですが、100万円の広告経費に対して平均して1200万円以上の売り上げがあり、2~3割の利益が出る。それを年に数回出しているのでこれくらいになります」と答えた。

​しかし後に年商は半分程度の約6500万円しかなく、従業員は1名もいないことが分かることになる。

​後に正社員として松木氏を1名だけ採用したが、この書類を提出した翌月の25年11月からのことであった。

後に山本社長から直接入手した損益計算書。

2012年10月~2013年9月は売上12000万円と説明したが、実際には6500万円程しかないことが分かった。​

     ~ 契約して着工 ~       

​・すっかり騙され契約してしまう

【工事請負契約書】

山本社長の説明を信じてしまった私は、平成25年10月29日に誓約を取り交わした。

 

・契約金額は1039.5万円.

 

・工期は平成25年11月18日~平成26年2月末日まで。

​ (約3ヵ月半)

・支払い条件は、契約時350万円、着工時210万円、中間時350万円、完工時129.5万円の4回払い。

契約となったらすぐに着工して欲しかったのだが、山本社長から「他の現場が忙しいので2週間ほど待ってください」と言われたため、11月18日が着工日となった。

 

 

契約の時点では見積書と会社概要しかもらっていなかったが、リフォームの希望を全て伝えた上で、異論なく承諾されていたこと。多少の差額は山本社長が負担してくれることなどを約束していたので、契約を締結した。

 

着工までの間に図面、カタログ、仕様書、工程表などを提出するよう依頼すると、山本社長は「分かりました。すぐお持ちいたします」と答えた。

しかし見積依頼の際に私が渡した、他の相見積もり業者が用意した図面や仕様書を、着工後も現場の職人と使い回していた。

 

契約後、すぐに契約金の350万円を支払い、11月18日になると現場に職人が来て着工したので追加で着工金210万円を支払った(この時点で全額の約54%の支払い)。

 

しかし着工金を支払うとまた職人が現場に来なくなり、山本社長に理由を尋ねると「他の現場が忙しいのでもう少し空けさせてください」と言われた。

​着工金を支払わせるための形だけの着工だ。

 

​なお図面やカタログなどは話す機会があるごとに催促するが、一向に持ってこない。使用材料などが何も決められない状態で放置された。

【見積明細書】5枚

11月8日 着工前から設計士は中村と説明 - 山本社長
00:00 / 00:00
11月29日 現場が空いているが工期には間に合わせる - 山本社長
00:00 / 00:00
12月28日 何日も連絡が取れなくなった後の言い訳。嘘 - 山本社長
00:00 / 00:00

​・着工してから1週間後、ようやく工程表が提出される

工程表は月別で4枚提出された。

書き込まれた数字は施主自身がその日に入った職人の数を毎日確認して記載したものである。

 

提出された時点では数字の記載がなく、マス目がよく見ても分からない程、薄く色付けされたものであり、2月末で全工事が完工するように記載されている。しかし数字が記載されている日以外は現場が空けられ工事は止まったまま。(空欄の日と0と記載の日は現場が空いている日)

むしろ工事代金の請求時しか職人が入っていないことが分かる

 

【11月度】

11月18日の着工日に2名の職人が入り、着工金が請求されて支払った。その後は数日入っただけとなる。

 

 

【12月度】

12月になっても配管職人(この下請けの設備屋も工事代金を踏み倒されていた)が数日来ただけで他の職人は来ず、ずっと空けたまま。山本社長に理由を尋ねると、「他の現場が忙しいのでもう少し空けさせてください」との回答を繰り返した。

 

【1月度】

1月18日ごろから中島大工が1人現場に入りだしたが、朝来てもすぐに帰ったり来なかったりが続いた。帰る理由を大工に直接聞くと、「材料が入ってこないのでやることがないから帰ります」と説明した。確かに現場には材料が何も納品されていない。

​そして月末の28日になると山本氏は「月末までに中間金をお支払いください」と言い出した。月末の30日31日だけ急に増員し(といっても3、4人。この時だけ父親の会社の職人を応援して動員)、現場を進める感をアピールした。

 

なお30日には関係がない山本氏の父親も現場に来ていて、「山本の父です。うちの息子をよろしくお願いします」と挨拶された。後に分かったことだが親子で資金繰りに困窮しており(すでに経営破綻状態)、うちの工事ができないことが分かっていて中間金を払わせるため、親子2社の職人総動員で「これから頑張ります感」を見せただけのパフォーマンスである。

 

【2月度】

工期が残り1ヵ月。「必ず工期に間に合わせるから中間金を全額払え」と言いながら職人は中島大工1人だけ、中間金の請求時には「2月になったら大工増員の手配をしている」と言っていたが嘘であった(手配すらしていない)。もう一人は現場管理で来ている正社員の松木氏。現場はほとんど進まないが中旬ごろになり、断熱仕様で注文していた置床工事が遮音仕様に手抜き工事されていることに気付き、2/17に山本社長、松木氏、中島大工と確認の話し合いを行うとその日以降現場に来なくなった。

【悪意の詐欺工事】①配管工事

​他の相見積業者が提出した簡易図面

元図面

解体工事だけは他の業者に発注してすで完了していたので、スケルトン状態から造り上げる工事を賃貸コンシェルジュに発注した。

11月に行った工事はわずか4日間で現場の片付けや廃材処分などの細々したこと、そして12月のわずか2日間だけ行われた工事はトイレの配管工事であった。

元図面のピンク色の経路は既存の排水管につなぐ経路であるが、距離が5mほどあるため配管に勾配を規定の2%を付けるとかなり床を上げる必要があり、トイレに入る際にも段差ができてしまう。仕事部屋で来客用のトイレのためにお客様が足を引っかけて転ぶ心配から段差を付けたくなかったし、部屋が狭くなるので床も上げたくなかった。そのためグリーン色の配管経路を希望したのである。ここは直接便器下にコアで穴をあけ、1階のPS(パイプスペース)内から廊下の天井裏を経由してもう1つのPS内の配管に連結させる方法である。

他の相見積業者には「梁があって通せない」と断わられたが、山本氏は自信あり気に「できます」と言ったところである。

しかしこの配管工事を着手した日、帰宅した私は現場を見て驚いた!山本氏ができると言って契約したところに配管をつながず、ピンク色の経路に何の相談も断わりもなく勝手につないでいたのだ。しかも鉄筋コンクリートの床を勝手にハツって配管していた。

その状況に驚いて山本氏に電話を掛けたがその日から3日間ほど電話に出ず折り返しもかけて来ず、現場に職人も来なかったためしばらく連絡が途絶えた。数日経ち、理由の分からない不安が怒りに変わり、何十回も電話をかけ続けるとようやく出て、配管の理由を尋ねると、「申し訳ございません。できなかったので勝手に変更してしまいました」と認めて謝罪し、驚くべき回答をされた。この配管工事ができると言ったことで契約を決めた大きな理由の一つでもあったため、騙された思いと工事が大幅に遅れていることなどから大きな不安を抱き、また山本氏が常識では考えられないことをする人物だとこの時初めて気付いた。

【悪意の詐欺工事】②LGS工事

「他の現場が忙しいのでしばらく空けさせてください」と、全く工事が進まない日が続いていたが、工期が残り半分以上を過ぎた1月18日からようやく大工の中島氏が現場に来たり来なかったりするようになった。しかし現場に来ても「材料が入らないのでやることがないから帰ります」とすぐに帰ってしまったり、材料が入っても材木が数本程度、しかも大工1人で作業しているので全くはかどらない。

しかし後になって気付いたが、このとき大工が行っていた下地組み工事に使う材料は契約上、軽量鉄骨(LGS)のはずだが木材に勝手に変えられていた。

山本氏はこれもまた施主に相談も断りもなく勝手に変更したのである。

建物は鉄筋コンクリート構造で、しかも準防火地域の指定区域であるため可燃材を使用してはならないことぐらいはどこのリフォーム業者でも分かっていて当然のことである。木材を使用している理由を中島大工に尋ねると、「山本氏から木とLGSではどっちがやりやすいか聞かれたので、どっちでもいいと言いました。そしたら木を用意された」と私に説明した。そして山本氏に直接訊ねると「トイレ配管のコンクリートを斫った時の大きな音で階下の入居者からクレームが入ったので、LGSだと切る音がうるさいから木に変えました。」と全く身勝手で常識では考えられない言い訳である。しかも躯体コンクリートを斫る音と軽鉄を切る音ではうるささは雲泥の差である。全く理由にならない。後に、この材料変更の話を現場管理者であった松木氏に尋ねると、「金がないから安い木を使ったんですよ」と説明した。

契約した見積明細書

そして1月28日になり中島氏の他に現場管理者として正社員の松木氏が来るようになった。

また、30日には何故か関係のない山本氏の父親が現場に来て「息子をよろしくお願いします」と挨拶された。

これまでほとんど放置状態だったものが1月末にかけて(と言っても30日3人、31日4人の2日間だけ)職人を増員した。

​すると同時に山本氏から「1月末までに中間金を支払ってください」と言われた。

現場が全くと言ってよいほどなにも進まず、既に契約金と着工金で560万円支払っている上に中間金の350万円を請求してきたのだ。

これまで納品された材料は上の画像に写っている根太がたった数束だけである。材料代は数千円?といったところであろうか。大工の手間代は18000円/日と聞いている。

冗談ではない!工事代金が4回払いになっているのは契約金額が大きいし、工事の進捗に合わせて4回払いに分けているもので双方トラブルを避けるためのものでもある。しかし山本氏の言い分は「中間金の中間の意味は工事進捗の中間ではなく、我々は期間の中間で決めている。だから1月のこの時期がちょうど中間時期であって支払ってもらわないと困る」との説明に、激しく反論しても頑なにまったく引こうとしない。「支払ってもらわなければ工事を止める」とまで言い出した!

工事が大幅に遅れており、仕上げ材や設備などのカタログさえ、残り1カ月のこの時点でさえ何一つとして持って来ない。何度も催促しているにもかかわらず。サンプルさえ一つも届かない。

​完成させる意思がない証拠である。

「カタログはすぐに持ってくる。工事は大幅に遅れているが2月末の工期には必ず間に合わせる(間に合う訳がない)」「遅れているが工期に間に合えば違反していることにはならない。だから支払え」と何度も何度もかなりしつこく言われ続けた。(この時の通話記録は下部にあり)

しかし、「残り1ヵ月で必ず完成させるから支払ってください」と言っていながら、この時点でもなお仕上げ材や設備など、カタログやサンプルを何度催促しても一向に持って来ないのである。だからこちらも選ぶことさえできずに何も決まっていない状態であった。壁や床、天井に貼る材料、例えば壁紙、タイル、石材、フローリング、塗り壁材などと漠然と決めて見積契約こそしているが、具体的な材料が決まっていないので、材料の厚みが決まらなければ下地ボードの厚みさえも決められないので、それ以降の工事も進められない状態である。それにもかかわらず「必ず工期に間に合わせるから支払え」と請求し続けた。

なお材料が決まっていないだけではなく、大工が下地工事を行っているだけで、その他の工種の下請けや職人は何も手配していないことが分かっている。木工事を詐欺仲間の中島大工にゆっくり時間をかけて行っている以外、結局のところ何も手配していないのである。そして何の根拠もなく「必ず終わらせるから支払え」と強要していたのである。仮に残り1カ月で約1000万円の工事を完成させるにはすべてが決まっていて、材料が手配出来ていて、各工種の職人の手配も済んでいなければならない。

事実としてこの時点で、見積明細書の4枚目の項目10番「3F増築工事」については何も決まっていない状態である。

この工事は法改正により、数年前から地下室を容積率に含めなくてよくなったため、その分を屋上に「最大限可能な広さで増築してほしい」という契約であった。しかし設計士は「中村設計の中村氏に依頼している」と説明しながらいつまで経っても図面が出てこなければ増築面積の説明すらない。増築部の進捗状況を山本氏に聞くたびに「設計士の中村さんは私と一緒に現場を見ている」「設計士が世田谷区役所に何度も足を運んでいるが増築の許可が下りずに交渉中です」「屋上にあるソーラーパネルの架台が高いことが問題になっているようです」などと、理解できない適当な言い訳で、ずっとはぐらかし続けた。

​この時の話し合いは全て録音しているが、「払え」「払えない」のやり取りが延べ4時間以上続いている。

そしてこの時に結局、銀行から融資を受けていた700万円の内、既払560万円を引いた残りの140万円を支払わされた。強要と詐欺であるがこの時は2月末で終わることを信じるしかなかったし、どうしても終わらせなければならない理由もあった。

 

増築によって空いた部屋を賃貸し、家賃収入をリフォームローンの返済に充てなければ返済ができないこともあったので、揉めて工事が止められることだけは避けたい一心でそうすることしかできなかった。

​いかし山本氏は140万円では納得せず、中間金350万円の残金210万円をその後も私に請求し続けてきた。

【悪意の詐欺工事】③断熱工事

支払いの催促が続く中、2月4日になると置床の材料が納品された。見積りの際の契約では、「鉄筋コンクリートの建物だが、壁や床には断熱材がまったく入っていないため、夏は一晩中暑く、冬は底冷えするほど寒い、業務用エアコンがでさえ効かず、ある年からはガスファンヒーターを併用したが結露がひどく、朝起きるとガラス一面結露で床に水たまりができ、その水たまりを拭くことから一日が始まる。しかも水が躯体に回り、鉄筋が爆裂して1階駐車場の天井のコンクリートが剥がれ落ちた。だから外壁に面するすべての壁に断熱材を入れてください」と注文をし、その内容で契約もしている。その際山本氏は置床にするとゴム脚が付くので遮音効果もあり遮音マットを入れる事も出来ると説明したので、断熱効果に加え、遮音効果もあればなおさら良いと安心していた。

そして置床工事が始まり大工の仕事を見ていると、置床の下に入れる断熱材(50mmグラスウール)がスカスカで隙間だらけであった。中島大工に「こんなにスカスカじゃ、断熱効果がなくなるでしょ?隙間なく引き詰めないと気流ができて断熱にならないのでは?」と聞くと山本氏に確認し「メーカーの仕様通りにやってますので大丈夫なはずです」と回答された。しかし不信感から納品されている材料のメーカーを調べ、直接電話して聞いてみた。するとメーカーの担当者は「それは断熱仕様じゃなくて遮音仕様です」と回答した。よく調べてみるとスタイロフォームを隙間なく入れるのが断熱仕様で、グラスウールを並べてひくだけなのは遮音仕様との違いを説明され、グラスウールがひかれているが断熱効果はあるのか尋ねると、「断熱効果は未知数です。あるともないとも言えません。それは遮音仕様なのですから。断熱は適正な材料を使用し、適切な施工をしないと基準の断熱数値は得られません」と回答された。またしても偽装工事である。メーカーに聞くと遮音仕様の方が材料代が安いと答えた。

​赤○が隙間箇所、スカスカで断熱仕様ではない

26年2月13日 - 置床メーカーの説明
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この偽装工事に気が付いたのが2月14日、翌日から現場に来なくなり、17日にこの件の説明のために山本氏、松木氏、中島氏が揃って現場に来て私と妻の計5人で話し合った。山本氏は「遮音仕様のグラスウールでも入っていないよりかは断熱効果はあるはず。予算もなかったので遮音仕様にしました」と勝手に変更したと考えられない説明をし、またしても自己都合のでたらめな言い訳である。私は「あれだけ夏暑く冬寒いと苦しんでいた話をして断熱断熱言っていて、外気に触れる全ての壁や床にも断熱材を入れるように注文している。しかも子供部屋の下は駐車場で外になっているのだから遮音ではなく断熱が必要なことぐらい明らかだ」と言ったが、やり直すかそのまま継続かの話になり、私は「やり直したいが、2月末の工期を延ばすことはどうしてもできないのでとにかく続けて終わらせてほしい」ということで合意したはずであった・・

しかし​その話が終わり、私が席をはずしている間に3人は現場に置いていた作業道具一式を全て持ち出して帰って行った。そして翌日から2度と来なくなった。

結局、「工期に間に合わせるから」と中間金を請求し続けてきたが、騙し騙し続けてきた現場や言い続けてきた嘘も通用しなくなり、これ以上工事代金を回収することができないと判断すると、現場を投げ出したのである。これまでの経緯を見ると、結局のところ始めから完成させる気などないことが分かる。

うち以外にも過去、同じように工事代金を先払いさせ、全く着手することなく訴訟となり、その結果敗訴して賠償命令が出たが、返金できていない施主が複数いることも分かった。債務不履行を装った詐欺の常習者である。中間金までの工事代金である約9割を詐取するための見せかけのリフォーム詐欺である。

・1月18日撮影 現場状況(はじめて材料が納品された日)

​着工日からちょうど2ヵ月が経過した1月18日に撮影した写真である。部屋の解体工事は他の業者で終わっていたため、コンクリートむき出しのスケルトン状態から賃貸コンシェルジュに工事を発注している。着工から2ヵ月経過してはじめて現場に材料が納品された。しかしその材料は下地用木材数十本だけで、大工が梁や壁に貼り始めたという状況である。しかし契約していた下地材はLGS(軽量鉄骨)であるがこれも勝手に木材に変更されていた

前述の通り、現場は準防火地域にあるため不燃材を使用しなければならない現場である。

工期が過ぎて数ヶ月後に現場管理の松木氏に聞いた話では、LGSは材料は高いが作業が早い、逆に木材は安いが手間を食うので高くなる。当時金がないので材料が買えなかったんだと思います。しかし金額以前に不燃材を使用しなければならず、契約内容を無視し、全て事後報告である。

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​・確たる証拠! 通話内容の記録 (色が黒いプレーヤーは電話の通話、茶色は会話の録音)

詐欺の決定的な通話内容!

1月18日 電話でない。サンプル届かない。 - 山本社長
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1月24日 職人すぐ帰る。工期は間に合う - 山本社長
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1月29日 増築の広ささえ決まっていない - 山本社長
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1月29日 現場打合せ(増築、設計士、役所の虚偽説明) - 山本と施主夫婦の3人
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今となってはあり得ないことだが1月29日になって始めて、「現場打合せ」として山本社長と施主夫婦の3人で現場での打ち合わせが行われた。20時過ぎに社長が現場に到着し、深夜0時を過ぎるまでの計4時間弱の長い打ち合わせ。これまで催促してもカタログさえ持って来ない、書類やサンプルもなかなか持って来ない社長が中間金の請求時になり、ようやく工事内容の詳細を打ち合わせに来た。

「1月29日 現場打合せ」はその時の録音で3時間44分と長時間だが内容はほとんど「ここはどうしたい、ああしたい」などの現場での打ち合わせ。録音が長いため重要な一部を抜粋した。

屋上の増築に関して、設計士や役所に相談しているという説明をしているが、これは虚偽説明であり、実際には区役所に一切相談しておらず、設計士にさえ何も依頼していないことが分かった。

1月29日 現場打合せ(中間金請求) - 山本社長と施主夫婦の3人
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打ち合わせの録音を始めて3時間11分が過ぎてからの約28分間「中間金の請求」に話が移ってからの記録である。

1月30日 中間金の支払いは決めてからにして - 山本社長
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1月31日 中間金請求 詐欺 - 山本社長
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工期が残り1ヵ月となった1月31日。

ほとんど工事が進んでいないにもかかわらず、中間金350万円(契約金の約9割)の支払いをしつこく強要する通話内容である。

 

「残り1ヵ月の工期には必ず間に合わせるので中間金を払ってください」

「工事は進んでいなくても、中間は中間。支払い時期は工事の進捗ではなく期間で決めている」

「(明らかに工期に間に合わないが)現時点では工期はまだ残っているので約束は破っていない」

「材料を買うために必要だ(しかしカタログ、サンプルも持ってこないためほとんどの材料が決まっていないので注文できない)」

との身勝手な言い分でしつこく支払いを強要し、「払わなければ工事を止める」とも言っている。

29分48秒からの増築に関する「設計士」や「世田谷区役所」などの説明は全て虚偽説明である。

「中村設計に増築図面の製作を依頼し、世田谷区役所との増築許可申請の交渉を何度も行っているが許可が下りない」との同じ説明を何度も繰り返した。

 

この時から数ヵ月後、中村設計の中村氏を探し出し直接電話で話を聞くことができた。賃貸コンシェルジュの山本氏のことを訊ねると、はじめは誰のことか分からない様子であったため、事情を詳しく説明しているうちに理解したように次のように話した。

「以前に西東京市柳沢の事務所を、彼の父親の依頼で設計したことがある。父親と打ち合わせをしているときに隣にいたことがあるので面識はあるが、仕事を依頼されたことも相談されたこともなく、その時以来会ってもいない」

これまでずっと山本氏に説明されてきたことが全くの虚偽説明であることが本人から確認できた。

・支払3回分の請求書

 

右は契約金、着工金、中間金の請求書。総額の約90%分である。

工事が大幅に遅れて明らかに工期に間に合わないという状況の中

「必ず間に合わせる」「支払わなければ工事を止める」

との説明を繰り返し執拗に中間金の請求を​続けた。

 

1月末の時点では中間金の一部(140万円とキッチンの追加分約70万円)

​を支払ってしまったが、中間期の残金210万円を2月以降も請求され続けた。

・2月4日 新たな工程表が提出される

中間金(350万円)の一部である140万円を支払ったが、残金210万円の請求が続いた。

私は工事が大幅に遅れ、カタログやサンプルが揃わない、決めるべきものも決まっていない、しかも屋上の増築部分に関しては図面が出てこないどころか何坪の広さで増築できるのかさえ提示されず、こんな状況では残金は払えないと拒み続けたが、「必ず工期に間に合わせるので支払ってください」といったため、再提出を求めて出てきた工程表である。3カ月半かかる予定の工事がたった25日間で完成できるかのように偽装した工程表である。

後に確認したことだが、うちの直前に契約した同時進行の大掛かりな現場が他に2件あり、3つの現場を松木氏と中島氏のほぼ2人だけで回している状態であったがどの現場も工期を大幅にずれ込んで完成の目途すらついていない状態であった。松木氏の話では「山本は業者に金を払わず踏み倒す癖があるのでやってくれる下請業者がいない」と説明した。

2月4日に2回目の現場打合せ。約2時間の話し合いの中、工程に関する説明部分である。

山本社長は全体工期3カ月半、すでに2ヵ月半でほとんど進まなかった工事を残りわずか3週間ほどで、屋上の増築工事を含めて完成できると説明。中間金を支払わすための明らかな虚偽説明であり詐欺行為である。

「工期には間に合う」と言っているが、職人、業者は中島大工一人以外手配していない、材料は決まっていないので発注さえできていない、間に合う訳がないのである。そのことを指摘すると「支払ってくれないので発注を止めている」と嘘をついたが、発注以前に注文するものが決められないため発注などできる訳がないのである。

2月4日 2回目の現場打合せ「工期はまだ間に合う」 - 山本社長と施主夫婦の3人
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2月4日 2回目の現場打合せ「中間金請求」 - 山本氏と施主夫婦の3人
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・2月24日、3月4日撮影 現場状況

2月14日に画像のような状況で現場を投げ出した。大工が入りだした1月18日から工事が止まる2月14日までの約1ヵ月弱の毎日、ほとんど中島大工が時間稼ぎの契約外作業を行っていた。「必ず間に合わせるから中間金を払ってください」と言いながら工事を完成させる気など全くなく、やる能力もない(金がない、職人がいない)ことが分かっている。工事代金を払わせるためのパフォーマンスである。なお山本氏が初めて工期が間に合わないことを口にしたのは工期終了5日前の2月23日のことである。

 

下の「2014.2.23 工期5日前・・・」がその時の通話内容である。23日に現場に来ると言っておきながら当日ブッチし、電話を掛けると呆れた言い訳の数々。

2014.2.23 工期5日前、工期に間に合わないとやっと認める - 山本社長
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写真11(2/4納品)
写真12(2/4納品)
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工事は窓も玄関もない状態で投げ出された。ガラゴミが山積みとなった窓のないベランダからは雨が降ると部屋の中まで吹き込み、床材は水を吸ってしまう状況。窓のところにはなるべく雨が吹き込まないように白い防音シートと青いメッシュシートを二重でふさいでいるがこれは私自身が養生したもので、賃貸コンシェルジュは養生すらしないで放置したきり二度と現場に来ることはなかった。

駐車場にある水道メーターの鉄蓋は普段停めない所に車を停められて割られた。天井の配管の付け根のモルタルが割れているのは、上階の配管を繋ぐ際に過度な力を加えたのだろう。こちらから言い出さないと謝罪さえしない人物である。しかもこれらは修理も交換もせずに放置された。

2014.2.26 山本氏の父に相談 - 山本社長の父親
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     ~ 工期が過ぎてから ~        

工期が過ぎて損害賠償の話になった。山本社長は「工期の延長を認めることと損害賠償の負担割合に合意できなければ工事を再開しない」と、一方的に工事を進めようとしない。私は3月から空く予定だった地下室を、第三者との間で賃貸借契約していたが、解約を余儀なくされた。また自宅部分は画像の通り玄関も窓もない状態で放置されて住むことができない。完成するまでの短期間と割り切って地下室で生活してきたが、妻や子供のストレスを考えて近所の賃貸マンションに移転することにした。その損害額を200万円で提示するも、山本社長は1/4の50万円しか負担しないという下記内容のメールを送ってきた。

2014.3.4 工期が過ぎて損害賠償の話 - 山本社長
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2014.3.13 父親に相談「事務所は私のもの」 - 山本氏の父親
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2014.3.14 損害賠償の負担割合の話しから口論に - 山本社長
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3月15日になりメールで回答が来た。

損害金200万円に対して50万円しか負担しないとふざけた内容である。

工事が遅れた原因は施主側にもあると言いながら、何だと追及しても「今度書面で提出する」と言いながら、いつまでたっても書面など出てこない。

しかも文中の兄や鉄鋼屋の話は全く関係がなく、事実無根の作り話。

これまでにも施主側に非があるかのように事実無根の書面を作り、追及するとはぐらかす。平然とすぐにばれる嘘をつくサイコパスである。

その後、こちらからの電話にも出なくなり連絡が取れなくなった。

私は弁護士に委任して、工事代金返還請求事件として民事訴訟を提起した。

(この時は詐欺であることが証明できるだけの証拠がなかったため、代金返還請求事件とした)

裁判中は直接山本氏と接見することを控えるように弁護士に言われていたため、私は山本氏の現場で工事を行っている、松木氏や中島大工、そこの施主などに頻繁に接触し、様々な話を聞いた。

始めのうちは松木氏も言葉を選んで話していたが、何度も接触して話を聞いているうちに様々な事実を話し始めた。そしてこれらの話は全て録音している。

話しの内容から業者には工事代金を払わず、施主には代金を先払いして現場を投げ出すと言うことをずっと昔から繰り返し、多くのトラブルを抱えている。それを知っていて松木氏は正社員になっていたが、山本氏の詐欺行為に加担しながら何も知らないふりをしていた。

なお裁判の争点は「工事の未完成が、被告(山本氏)の責めに帰すことのできない事由が存在するか」というシンプルなものであったが山本氏の主張は、「施主側が工事内容の変更をしたことや大雪が降ったことも影響している」

などという呆れる言い訳であったが、何をどう変更したのか?大雪がどのように影響したのか?

という具体的な説明を求めても適当な言い訳に終始してはぐらかし、具体的な証拠は最後まで何一つ出てこなかった。

(裁判書類は量が莫大なので今は割愛するが、いずれはHPで公開したいと思う)

 

そしてこちらの主張が全面的に認められて勝訴、工事代金約719万円の返還命令が出た。

判決確定後、返金方法の話し合いを行ったが、山本氏だけでは常々嘘をつき、はぐらかされて話しが一向に先に進まない。

そのうち電話にも出なくなり、連絡が取れなくなったため、取締役の妻や監査役の母親に対して、取締役としての善管注意義務違反であることと賠償金の返済方法の話をするために接触を行った。​

   27年9月11日  判 決

【やる能力もない、やる意思もない、詐欺行為の数々】

後から分かったことだが、うちより先に契約していて工期が2月末日という現場が、うちを含めて3件同時進行していることが分かった。しかも先に契約していたうち以外の2件(1件は約1200万円、1件は約700万円の現場)も工事が大幅に遅れていることが分かった(結局完成したのはどちらも半年以上遅れての完工であり、しかも1件は中途半端のため残金を相殺したようだ。うちから詐取した700万円を運用しながらである)。

 

しかも(株)賃貸コンシェルジュは建設業登録をしておらず、500万円以上の工事は請け負うことができない無登録業者であった。しかも東京都都市整備局建設業課の是正勧告を無視して違法営業を続けていた。

 

また「資金繰りが全くできていない」「職人、下請けがいない」「工事代金を先払いさせて工事を未完で投げ出す常習者」であることが社員の話しや他の被害者達の話で分かっており、数多くの被害者に賠償金を支払えず滞納しており、多くの人から「あいつは詐欺師だ」との話を聞いた。

 

1.会社は資金繰りが全くできれおらず、すでに経営破綻状態である(負債は年商を遙かに超えている)。これは後に証拠を添付するが、消費税などの国税を少なくても平成21年から継続して600万円以上滞納し、社会保険、賃貸家賃、車のリース料なども頻繁に滞納し、金融機関からは融資や借り入れができない状態であり、消費者金融からの借入金も慢性的に限度額に達している。しかも設立時から数多くの下請け業者に対して工事をやらせて代金を支払わないといった踏み倒し行為(このことを身内間で「棚上げ」という言葉を使い常習化している)を繰り返し、未払金額は数千万円になっている。また施主ともトラブルがあり、工事代金を支払わせたが全く手つかずのため契約を解除され、代金を返還しなければならないのにできていない施主が複数いた。また闇金業者からも数百万円の借り入れを起こし、全く資金繰りができていない。

2.下請業者、職人がいない理由は上記の通り、「やらせては払わない常習者」を繰り返しているため頼む業者がいなくなった。これは数多くの被害者、社員から事実として確認している。私の現場においても人がいないことを理由に長期間放置され、うちに入りだしたときには他の2現場が止められていたことを確認している。しかも当時頼み込んでやらせたいくつかの業者にも結局工事代金を未だに支払わず自己破産し、免責許可申請している。払う意思などないことの証明である。

3.また棚上げしている数多くの業者には「払いたいが払えない」といって数千万円の未払金があるにもかかわらず、2012年9月にはそれまで乗っていた型落ちした高級外車を、新車に626万円でリース契約し2014年4月には賃貸マンションから家賃を上げて賃貸戸建てに引っ越したり、長男を学費の高い私立中学に入学させたり、愛人と海外旅行に頻繁に出かけたり、高級時計を購入したりと、金がなくて払えないのではなく、返す意思がないことが明らかとなっている。

【私との契約時において】

4.新聞広告で「世田谷営業所オープン予定」などと全く予定もなければ物件探しすらしていない、好況を装った事実無根の虚偽記載を行っている。(広告での虚偽記載は経営破綻状態が何年も続く中で、何年も前から常習的に行われている)

5.契約時に名刺に記載の会社住所に営業所の実態がなかったことを尋ねると、「会社は引っ越した。そこは土地建物を現金で買った」と、経営状態が良好かのように偽証した。実際は父親が賃貸している物件に間借りしているだけである。

6.明らかにできない工事と認識していながら、できると言って契約していた。

そもそも建設業登録していない無許可営業であり、500万円未満の工事しか請け負うことができない時点で違法営業である。

 

​金もない、職人もいない、自転車操業にすらなっていないという時点で現場を完成などできないが、工事内容に関しても先に述べた「トイレの配管経路」は始めからできないと分かっていて「できます」と嘘ついていた。見積依頼の時、私と一緒に山本氏本人が現場で現況を確認していて、鉄筋コンクリートの梁があって、業者であればすぐに配管が通せないと判断できるはずである。山本氏は現況を見ながらできますと答えた。しかし着工後は相談も許可もなく、勝手に変更したのである。その際の言い訳は「あちら側(私の希望通り)に通すとなると廊下の天井下に配管が露出することになってしまうので止めた」と言った。驚きである。打合せの際に天井裏を隠蔽して通せるか現況確認して「大丈夫です」と言っておきながらこの言い訳である。はじめから「露出ならできる」という話であれば私が承諾するはずがない。しかも施主に変更の許可も相談もなしに、勝手にその判断をしたということ自体がありえないことで、明らかに後から取ってつけた言い訳である。その後の下地工事もLGSから木材に勝手に変更し、置床工事も断熱仕様から遮音仕様に勝手に変更し、結局何一つ契約内容を履行していない。

 

②また、屋上の増築工事に関しても「設計士に頼んでいる」「一緒に現場も見ている」「区役所と交渉中」などと、聞くたびに説明されていたことが全て偽証であったことが分かっているが、そもそも屋上増築は現実的でないことを後から知った。山本氏には「地下室の容積率緩和の分、屋上に最大限の広さで増築して欲しい」と依頼して契約したが、「必ず区役所に増築の許可申請をして認可後に着工するように」と然るべき注文をしていた。本来の増築工事の手順としてはそもそも増築が可能か否か、構造計算をしなければならない。なぜなら当該物件は確認済証、検査済証が元々ない中古物件を購入しているため、増築するには躯体の鉄筋の太さや本数からコンクリートの厚みなどの全てを調べることから始める必要があり、それをするには莫大な予算がかかるため非現実的であることは、リフォーム業者であれば知らない訳がない。しかも本来であれば図面や増築申請書類を用意してから役所に許可申請するのが然るべき手順のはずであるが、山本氏は図面すら用意していないにも関わらず「設計士が区役所に交渉しているがなかなか許可が下りない」と嘘の説明を言い続けていた。しかも山本氏は300万円程度の予算で増築契約をし、出来もしないことを「できる」「やっている」と嘘をつき、中間金請求の際には「増築部分の材料を買うためだから支払え」と言いながら、材料どころか何も決まっていない。代金をしつこく請求されて支払わされたが、結局なにもやらずに逃げた。

​結局、やる能力も意思もないが、契約金、着工金、中間金(工事代金の90%の約900万円)を詐取するために、松木氏や中島氏と結託して、やっているフリしていただけの詐欺行為である。私の現場以前にも工事代金を支払わせて工事は手付かず、裁判で賠償命令が出たが毎月数万円づつしか返済していないと聞いた。自己破産して逃げることを前提としているからこのようなことを平気で繰り返してできるのである。父親、監査役の母親、取締役の妻もみな被害者の話を一切聞こうとしない。黙認しているからこその態度に他ならない。他の被害者からも「会社に行ったら妻がいて、話も聞かず高圧的に追い返された」との説明を複数の被害者から聞いている。しかし当人たちは自身が被害者であるかのように振る舞う。

​その後本社(兼自宅)に行くが取締役(妻)が話し合いに応じない。

帰宅した山本氏と通報して駆け付けた杉並警察の刑事、警官を交えての話し合いに発展!(刑事に話した設計士の電話番号の話は虚偽であることが判明している)

返済方法の話合いに本社(自宅)へ行った① - 杉並警察の刑事と山本夫婦
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返済方法の話合いに本社(自宅)へ行った② - 杉並警察の刑事と山本夫婦
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その後も話し合いによる解決を要求し、何度も何度も会社(兼自宅)に行くと、弁護士を立てて話し合いに応じるようになった。そして山本氏が委任した弁護士事務所で数回、返済に向けた話し合いを行った。

以下はその時の通話内容である。詐欺師のごまかし方、はぐらかす様子がよく分かる録音である。

山本氏が弁護士を立てて返済方法の話合い第1回① - 山本夫婦と母親と弁護士
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山本氏が弁護士を立てて返済方法の話合い第1回② - 山本夫婦と母親と弁護士
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山本氏が弁護士を立てて返済方法の話合い第2回① - 山本氏と弁護士
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山本氏が弁護士を立てて返済方法の話合い第2回② - 山本氏と弁護士
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山本氏が弁護士を立てて返済方法の話合い第3回 - 山本氏と弁護士
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山本氏が弁護士を立てて返済方法の話合い第4回① - 山本氏と弁護士
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山本氏が弁護士を立てて返済方法の話合い第4回② - 山本氏と弁護士
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裁判中は弁護士から「直接被告とは接触しないように」と忠告されていたため、怒りをぶつけたい気持ちを抑え、正社員の松木氏や中島氏、また他の現場の施主や工事を行った業者の名前を聞いては話を聞きに行き、山本氏の悪行の数々を聞くことができ、更に賃貸コンシェルジュの悪質な実態が分かってきた。

このころ松木氏から聞いた話をまとめると、

・山本氏は下請け業者にかなりの金額の未払金があり、その数は数十社に上る。そして山本氏は逃げて連絡が取れないため、松木氏のところに連絡が来て困っている。

・松木氏は平成25年11月に賃貸コンシェルジュの正社員になる前は、左官屋として付き合っていたが、現場に行くなり施主から「なに今頃来てるんだ!」といきなり怒鳴られることが度々あり、山本氏の現場を50件以上見てきたが、工期に間に合った現場は1度も見たことがないと話した。

・松木氏は20代の頃、左官屋の会社を経営し、社員を何人も抱えて羽振りがよい時期があった。しかし取引先に計画倒産され、そのときに支払いや社員の給料などをサラ金や闇金から1000万円以上借りまくり、ヤクザの取り立てに毎日同行されて辛かったと話した。

・松木氏が後輩の職人を山本氏に紹介したら300万円ほど未払いを起こされた。それを知った松木が激怒し、優先して回収したのは平成25年以前のこと。

それらのことを全て踏まえて正社員になっている。松木氏だけ給料は現金手渡しで、給料明細は一度ももらったことがなく、所得を証明するものが何もないので税務署が来て困っているとも話した。そして月給35万円(何もしないで現場にいるだけ)だが、月給20万円で山本氏に支払明細をつくらせて税務署に提出したと話した。脱税である。

これらのことを山本氏に追及すると、間に弁護士を入れて素直に私との話し合いに応じるようになった。

山本氏は始めのうちは「返したいが返せない」と想定通りのことを言っていたので、「返せないのであれば返せないなりの証拠を出せ」というと、会社の過去3期分の決算書、銀行通帳のコピー、債権者のリスト、各債権者への月々の返済額、毎月の入出金額や家計の収支詳細などを、何度かやり取りする中で提出してきた。

​それらによると確認できただけでも負債総額は数千万円。

(実際には他にも隠している債権者がたくさんいることが後に分かった。推定1億円以上)

国税は平成21年から継続して600万円以上を滞納し、健康保険や家賃、車のリース料、消費者金融の借り入れ、多くのものを慢性的に滞納し、社員の給料や取引先への未払いも数千万円あり、会社はとっくに経営破綻状態であることが、この時分かった。

しかし、「現場を完成できないことを認識していながら騙して代金を支払わせた」詐欺行為であるため、返済に応じなければ刑事告訴するが応じるのであれば猶予するという条件の基、山本氏は返済することに同意し、個人での連帯保障と返済契約書にサインした。

 

ところが返済されたのはわずか3カ月分だけであった。

返済がない時は、常々話し合いを行い返済の予定を確認し、営業中の案件、見込み客、契約日、入金日などを細かく確認し、その都度返済予定日と金額を書面で誓約させていた。

ところが山本氏の話は相変わらず嘘ばかりで「○日にはいくらの入金があるからその日まで待って」と言いながら当日になると予定が変わったとの説明を何度も繰り返し、結局約束を守らない。

 

そして私には「契約が取れないので返済できない」といいながら、実は契約をして契約金や着手金を支払わせて工事をしないという、私と同じ被害者が更に増えていることが分かった。

賃貸コンシェルジュ、山本氏には工事を行う余剰金はなく、工事を行う職人もいない。これまで取引してきたほとんどの下請業者が未払い被害に遭い、請求から逃げ続けてきた結果、皆離れていった。

引き受ける職人はうちの現場に来ていた中島大工と松木氏ぐらいである。

この2人は山本氏の悪行を知りながら協力し、詐欺に加担している。

山本氏のやり方を見ていると、完全にできないことが分かって契約し金を払わせる。

騙せるだけ騙して金を集め、債務は増え続ける一方である。

自己破産を前提にしているからか、返済する気など全くない。後でばれる嘘を平気でつく。

訴訟で負けても「返せない」と逃げることを前提にしているから裁判になることも恐れない。​

返金を要求すると始めのうちは「月々1万から2万円しか返せない」と言ったため、「それしか返せないなら返せないなりの証拠を出せ」と、誰に対していくら債務があり、それぞれいくらずつ返済しているのか、生活費は何にいくらかかっているのか、家計簿、会社の決算書、銀行通帳のコピーなど、すべて書類での提出を要求すると、山本氏はこれに応じた。

​これらの書類は賃貸コンシェルジュがすでに経営破綻状態にあることの証明であり、かつ金がっても始めから返す気がないことの証拠でもある。

【山本氏が2016/7/4に提出した債権者リスト】

山本氏が自己申告した総額は約6000万円になるが、後に調べるとこれ以外にも未払い業者が多数いることが分かった。

【施主が調べた債権者表】

賃貸コンシェルジュの過去取引先を調べて確認した債権者の一部。山本氏の申告はほんの一部であることが分かった。

【国税の滞納内訳】

平成21年から国税の滞納が続き、総額は667万円。

【区民税、厚生年金の滞納内訳】

区民税は平成23年から未納、厚生年金は平成24年6月。

【区民税、厚生年金の滞納内訳】

区民税は平成23年から未納、厚生年金は平成24年6月。

【毎月の経費、契約見込みの内訳】

【車のリース契約内訳】

多額の債務を滞納する中、平成24年9月に新車の高級外車を626万円でリース契約。それまでは同型車の旧年式車であった。返済の意思がない証拠である。

【返済計画書】

​山本氏がある材料屋さんに提出した返済契約書(平成25年3月)。たった1度、10万円の返済があっただけで滞納が続き、その後一方的に月々1万円に減額する内容の書面を出してきた。しかしその後の返済は皆無のまま連絡が取れなくなったと。

【入金報告書】

​ある内装屋さんが約260万円の債権を平成26年4月から債権回収業者に委託して、毎月3万円(手数料50%)ずつ回収している内訳書。途中で回収できなくなったと話した。

【誓約書】

​平成28年1月の債務弁済契約を履行せず、再度支払い期日の誓約書を交わしたが、これさえも守らずまた連絡が途絶えた。

【合意書】

​TBSテレビの番組撮影日にサインした合意書。

これまでも逃げ続けてきたことから、今度連絡が取れなくなったらメディアやネットの手段を問うことなく個人情報や音声、動画などをすべて公開する事への合意。

​しかし話はこれで終わりではない・・・賃貸コンシェルジュ詐欺被害、第二章!

2017年1月に放送されたテレビ番組「リフォーム詐欺師 VS 被害者」の放送後、被害者として番組に出ていた井上氏から連絡があり、債権回収の提案を受けた。

 

その内容は、井上氏が山本氏に債務返済を説得すると山本氏は「返済したいが金がなくて返せない」と言っていると。そこで井上氏がすでにリフォーム事業部を立ち上げていて、職人や施工業者は沢山いるが営業がいない。山本氏に営業をしてもらい、報酬の中から被害者に優先して返済し、残りを山本氏に支払う。山本氏の営業や行動管理、また入金や支払い等の口座(金)管理の一切を井上氏が行うことで、騙された、逃げられたといったこれまでの山本氏の手口は回避できる。そして現場担当者として原氏が現場を一元管理することでこれまでのような手抜きや杜撰工事を回避することができれば着実に施主からは集金でき、売り上げは上がると。仮に逃げるものなら再度マスコミによる取材の話もあるし、怖い債権回収業者も知り合いにいるので絶対に逃げられない。被害者への返済は山本氏からではなく、井上氏が売り上げの中から直接支払うので確実性がある。

そして山本氏もその話に「是非やらせてください」と井上氏に言っていると。

山本氏は「うまくいけば全額回収に1年もかからないんじゃないか」と見込みを立てていた。

 

しかし井上氏から私に、「事業を始めるにあたり広告を出さなければならない。本来は債務返済のための事業なのだから広告費は山本が支払うべきだが、山本氏には金がない。1回出すのに120万円かかる。それを私(井上氏)と星野さんで負担したいと思う。しかしこれは返済しなくてもよい『資本』ではなく、必ず返済する『預り金』なので預かり証を発行するし、再優先で返済もする」と提案がされた。私が60万円を負担することには抵抗があり、何度も協議したが他に方法がなく、さんざん悩んだ挙句に井上氏を信用して60万円を預けた。

ちなみに私はこの時、自宅の空室2世帯のリフォーム工事を進行していたが、この60万円を捻出するために工事を一時中断した。それくらい資金に窮していたが、債権回収のためにはやむを得ないと井上氏を信じた。

私は、山本氏の事は一切信用していないが(動画でも分かる通り)、井上氏とは何度も話し合いを重ね、これまでのように逃げられないための対策を何度も話し合い、原氏とも事前に顔合わせして話し合いを行い、その後4者間で債権回収のための事業を立ち上げ、契約書を交わした。(ちなみにこの時の動画をYOUTUBEに上げている。穏やかなことを不思議がる動画へのコメントが多いが、山本に対する怒りや不信はあるものの返済を約束し、井上氏と原氏を信頼しているからこその状況である)

井上氏からは「遅くても3月中には広告を出したいので60万円振り込んでください」と催促されて支払った。そして広告の制作は山本氏にやらせていると聞いたが、いつまで待っても広告が出来上がらない。できたのは4月中旬、そして下旬に配布が決まった。

広告を見るとその屋号は「我が家(WAGA-YA)」。井上氏の会社、デリスのリフォーム事業部である。 

このころ私はすでに「賃貸コンシェルジュの実態」(このHP)を公開していたが、井上氏から「山本がHPを閉鎖して欲しいと言っている。事業の足かせになるといけないから」と言われたため、渋々一旦閉鎖した。

しかし同時に山本は自己破産の手続きを進めていたため、私は「自己破産が成立し、免責が下りてしまったら山本は必ず逃げる。そしたら私は免責を下ろさせないために詐欺事件として刑事告訴する」と言ったが、井上氏は「免責が下りても星野さんへの返済は約束すると山本も言っているし、4者間で合意しているから大丈夫。もしも刑事告訴するなら60万円はもう返さない」と言いだした。

すでにスタートしていたため、私は井上氏を信じて従うしかなかった。

その後も広告の反響を井上氏に常々確認していたが、思い通りに結果が出ない。

そんな中、複数の人から「山本氏が以前出していた広告費は1回60万円」との話しを耳にした。そして井上氏にそのことを確認し、広告の配布枚数やエリア、広告会社や広告費の明細を見せてほしいと言うと、井上氏は「その必要はない。こっちは電話を引く経費もかかっているんだ」と言って内訳の開示を拒んだ。

その時点で広告費をごまかされていることを確信したが、ここで揉めるより、とにかく結果を出してもらって返金してもらうことだけを待つしかなかった。しかし60万円の預かり証の発行を催促しても、口では渡しますと言いつつ、いつまでも貰えない日々が続いた。

 

しかも我が家の広告が西東京エリアだけでなく八王子市にも同時期に配布されていることを、賃貸コンシェルジュの社員であった松木氏から直接聞いた。裏で繋がっていたのか?

広告配布から2カ月ほどが経過しても契約が決まらず、預かり証はもらえず、広告も渡されず、HPを消せ、刑事告訴するなと要求ばかりされ、不安や不信が募っていた。そして預かり証の発行には何かの書面にサインが必要だから印鑑を用意するようにとまで言い出した。

更に広告を見たと言う人が井上氏のところに数名尋ねて来て、山本氏との関係を聞いてきたとの事だった。あの黄色い広告を見れば多くの被害者は「山本がまた広告を出した」と気づき尋ねてくるだろう。しかし井上氏は「星野さんがHPをすぐに消さなかったから不審がられた」と私に言った。広告をお客様が見たら「我が家」で検索するであろう。しかしHPは作っていない。私が公開していたHPは「賃貸コンシェルジュ 山本拓也」と検索しないと当時は出てこない。とんでもない言いがかりである。結果が出ない理由を私のせいにしだしたのである。

そんな中、1件契約が取れたと報告があり、初めての現場がスタートした。

しかしその現場で工事内容で相変わらず手抜きをする山本氏と、施工や手配をしていた原氏とが揉めて喧嘩になり、原氏から連絡をいただいて様々な経緯や状況を教えてもらった。

その現場の契約金は300万円程で、井上氏が山本氏にすでに報酬を支払っていることなどを聞いた。しかし私には債務の返済どころか広告費すら返されていない。

 

また、山本氏の自己破産が成立。

すると井上氏からは事業の継続は困難、山本氏に対する制裁案もないと話しが変わり、詳細の報告もないまま返済も一切なし。そして何かの書面に印鑑を押させることを要求してきたので私は会うことを拒み、預かり証や広告費の返金を要求した。

すると井上氏は「60万円を返金することで我が家とも私とも関係がなくなる。今後一切連絡してくるな」と一方的に私を切り捨てた。

そして「60万円を返さなければ、刑事民事事件として弁護士に委任する」と通知すると、その日のうちに60万円を返してきたが、債務の返済は全くなく、空室2室のリフォームが約半年遅れてしまい、多大な損害を被ることになった。しかも山本氏は私からの電話を着信拒否し、自己破産しても必ず返済すると約束していながら一切連絡が取れない。自己破産はしたが悪意の不法行為に基ずく損害賠償請求権のため、非免責債権である。

ちなみに原氏からはその後も継続して連絡をいただき、こうなてしまったことへの謝罪の言葉や、空室のリフォームの心配を常々していただき良好な関係を保っている。

事業計画当初に井上氏は私に、「私もリフォーム詐欺に遭った経験から被害者の気持ちがよく分かる。この事業で自分にはほとんど利益はないが被害者が救済され、喜んでもらえればそれだけでいい」と言った言葉に、私は「涙が出るほどうれしい。本当に感謝します」と答えたが、結局は自己利益のために利用されただけで裏切られたのである。私からの山本に対する圧力や、支払いの催促から山本氏を擁護し、自己破産を手助けし、破産が成立すると私と原氏を切り捨てた。音声やLINEはこれが事実であることの証明として公開する。

 

2017/1/13 TBSテレビで詐欺番組放送後の通話記録の一部

2017/1/17 - 山本
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2017/1/19 - 山本
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2017/1/19-② - 山本
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2017/1/20 - デリス井上
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2017/1/28 - 山本
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2017/1/29 - デリス井上
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2017/2/8 - 山本
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2017/2/19 - デリス井上
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2017/3/7 - デリス井上
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2017/3/28 - 山本
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2017/4/2 - 山本の父
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2017/4/7 - デリス井上
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2017/4/20 - 杉並警察
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山本氏とのSMS 2016/9/22~2017/9/17

井上氏とのLINE 2017/1/~

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